@レポート:淡河→市原東(逆順)
神戸市北区から西脇市まで、斜めに四市にまたがって繋ぐ3桁県道。
淡河(おうご)で「兵庫県道38号 三木三田線」から分岐する。
r144はここを左折する、r38は直進。
[地図]
曲がってすぐに「広瀬橋」で淡河川を渡る。
すぐに上りに入る、この県道は東西に横たわる岡を何度か越えて北上しているため、 山に上って越えて下って川を渡って、を繰り返す。
淡河疎水を跨ぐ。
少しきつめの右カーブ。
山陽自動車道をくぐる。
山陽道をくぐった後もう少し上りが続く。
少しクネクネしつつ下っている、2車線あるので十分走りやすい。
三木市に入る。
田圃の緑が眩しい。
小川川の谷筋に向かって下っていく。
谷川を渡る手前で中央線が無くなってしまった。
左手に小さなお堂と鳥居があった。
中里で「兵庫県道355号 楠原三木線」が合流する。 r144はここを左折する、左右の道がr355。 [地図]
300m程r355と重複する。
荻谷で「兵庫県道355号 楠原三木線」と分かれる。 r144はここを右折する、r355は直進。 [地図]
曲がってすぐに上りの左急カーブが待っている。
中央線があったのは交差点手前のみで、坂の途中で中央線はなくなった。
1.5車線の道がヘロヘロと再び上っていく。
途中から2車線となった!
と思ったら、なるほど……ゴルフ場か。右へオリムピックゴルフクラブへの道が分岐している。
ゴルフ場の分岐を過ぎると、程なくして道は再び1.5車線に戻る、わかりやすい。
ゴルフ場を過ぎていつしか道は下りに。
道路工事のようにみえて池の工事だった。
再び中央線が現れた。
というのも束の間である、裏切らない。
それどころか、離合すらままならないほど狭くなってしまった、今では道中最狭区間である。
2車線が復活してくれた。
ずずいっと下っていく。
谷川を渡ってまた少し上る。
美嚢川の河岸段丘上へ。
直角気味の急カーブ、速度に注意だ。
河岸段丘から下る。
もう一つ直角気味の右カーブを曲がったところで「斯武橋」で美嚢川を渡る。
「殿畑」交差点で「兵庫県道20号 加古川三田線」と合流する。 r144はここを左折してしばらくr20と重複する、左右の道がr20。 [地図]
近くに学校があるようだ、朝夕は特に走行注意だね。
口吉川小学校前を通る。
真っ直ぐが気持ちいい。1.2kmほどr20と重複する。
「桾原」(くぬぎはら)交差点で「兵庫県道20号 加古川三田線」が分岐する。 r144はここを右折する、r20は直進。 [地図]
坂を一気に駆け上がる、実は両サイドともゴルフ場。
加東市に入る手前でオリエンタルゴルフクラブへの道が分岐している。
加東市に入る、市境を境に道は下りとなる。
「兵庫県道144号 西脇口吉川神戸線」県道標識。
ものすっごく気持ちの良い2車線の直線下り。思わず速度を出しそうになるが、我慢我慢……
下りも落ち着くが、依然として走りやすい道が伸びている。 この区間でアレ捕りを見たことはないが……だからといって飛ばしてはいけない。
新定笠小屋集落を行く。
中国自動車道「ひょうご東条IC」へ向かう道が右に分岐している、県道は直進。 [地図]
東条川を渡る。
「新定」(しんじょう)交差点で「兵庫県道75号 小野藍本線」と交差する。 r144はここを直進する、左右の道がr75。 [地図]
r75と交差後も変わらず2車線が続く。
再び道は上りに、池のほとりを行く。
またもや歩道が設えられた道へ、これだけ整備されているということはつまり。
やはりゴルフ場。タイガースゴルフクラブへの道が分岐している。
ゴルフ場間を繋ぐ橋が架かる。
神戸市北区から三木、吉川、東条にかけての地域は、日本有数のゴルフ場銀座で、その中を貫くr144沿いには数多くのゴルフ場がある。
ゴルフ場を離れ森の中を進む、右手には「やしろの森公園」という公園が広がっている。
辺りは嬉野台地と呼ばれる台地となっている。
r20と分かれてからこっちr17までの間はかなり快適な2車線が続いている、 だからといって速度の出過ぎには注意しよう。
左に兵庫教育大へ向かう道が分岐している、県道は直進。 [地図]
兵庫教育大への分岐を過ぎると台地から下っていく。
下りの途中で中国縦貫自動車道をくぐる。
視界がパッと開けた、千鳥川沿いに出来た平野部だ。
台地から一気に下る。
「上久米」交差点で「兵庫県道17号 西脇三田線」と合流する。 r144はここを左折ししばらくr17と重複する、左右の道がr17。 [地図]
1.5kmほどr17と重複する。
右手に山が迫ってきた。
山が迫ってきたところで、サンロイヤルゴルフクラブへの道が右に分かれる。
右手に迫ってきたのは愛宕山山麓の西側に広がる台地だ。
下久米の集落を行く。
「下久米」交差点、左折するとここからも兵庫教育大学へ行ける、県道は直進。
「下久米」交差点から西向きに川を渡ってすぐの信号機のない交差点で「兵庫県道17号 西脇三田線」と分岐する。 r144はここを右折する、r17は直進。うかっとしていると分岐を見逃す。 [地図]
これまた歩道の設えられた立派な2車線が延びている。
幅員減少の標識が出ているが?
それも以前の話しで、今はそのまま2車線の道が続いている。
2009年10月まではここ(旧道)を左へ行っていた。 都市近郊にあって良質な険道区間であった。現道は直進する。 [地図]
新道は山を貫いている。
大きな切り通し。
この区間の改良により、以前にも増して快適になったはずなのに、依然交通量の少ない道だ、それの方がいいんだけども。
カーブ注意。
ここで左から旧道が合流してくる。
真っ直ぐの道が気持ちがいい、しかし通行量は少ない、こんな快適な道はない。
しかし、この良い道具合が何処かで見た光景だ。
そう、左手にあるのはまたもやゴルフ場だ。 高室池ゴルフクラブへの道が右に分岐する、左へ行くとr17へ出られる。
台地から三草川に向けて下っていく。
青看板にあるように、R372とそのまま交差するのではなく、わずかに重複してクランク状に交差するようだ。
上三草で国道372号線と合流する。 r144はここを左折しわずかにR372と重複する、左右の道がR372。 [地図]
左折してすぐに「上三草」交差点で国道372号線から分岐する。 r144はここを右折する、R372は直進。 [地図]
三草川を渡る。
また台地上に上っていくようだ。
心なし急カーブ、下りの際には気をつけられたし。
三草小学校前を通る、ちょうどこの辺りで昭和池から伸びてきた農業用水(東条川用水?)と交差している。
小学校付近を頂点に後は下っていく。右手に分岐が現れるが、沿線最後のゴルフ場ヤシロゴルフクラブへの分岐だ、本当にゴルフ場が多い。
この辺りは民家が道に迫っており少し狭い。
田畑が広がっている、灌漑用水の賜物なのだろう。
ここで追い越し禁止区間が終わる。
少し山の際を走る。
ここで西脇市に入る。
西脇市に入って少し行ったところで、県道は徐に西へ進路を取る。 県道はここを左折する。 [地図]
田圃の中を突っ切る2車線。
「高松」交差点で国道175号線(国道427号線重複)と「兵庫県道294号 黒田庄多井田線」が合流する。 r144はここを右折ししばらくR175,427とr294が重複する、左右の道がR175およびR427とr294。 [地図]
900m程R175,427,r294と重複する、その間片側2車線だ。
以前はこの先の「板波橋東詰」交差点手前で車線が減少していた。
しかし、この先の西脇BP片側2車線化(2012年3月24日供用開始)に伴い片側1車線が解消されました。
「板波橋東詰」交差点を過ぎたところでr144およびr294は左側道へ。 r144はここを左斜めへ、R175およびR427は直進、r294はr144とともに左斜めへ。 [地図]
この辺りのr144のルートが判然としないのだが、この先野村大橋東詰までの区間が、 青看板によるとr144指定されているのでそちらに進路を取ることとする。
バイパス築堤の陰に隠れて交差点があるので車に注意、こうしてたまにひょっこり顔を出す。
この先のルートもやはり不明なのだが、先の方でR427から分かれていることもあり、ここからr34,17と重複するルートであると判断する。 「野村東」交差点で「兵庫県道294号 黒田庄多井田線」が分岐する。 また「兵庫県道34号 西脇八千代市川線」がここから始まり、しばらく重複する。 r144はここを左折ししばらくr34と重複する、r34は右折、r294は直進。 [地図]
「野村大橋」で加古川を渡る。
「野村」交差点で「兵庫県道34号 西脇八千代市川線」が分岐し、 今度は再び「兵庫県道17号 西脇三田線」と重複する。 r144はここを右折してしばらくr17と重複する、左右の道がr17、r34は直進。 [地図]
曲がってすぐに「兵庫県道348号 野村野村停車場線」が合流する。 r144はここを直進する、r17も直進、左折と直進がr348。 [地図]。
歩道橋が架かる手前で「兵庫県道348号 野村野村停車場線」が分岐する。 r144はここを直進する、r17も直進、r348は右折。 [地図]
JR加古川線を渡る。
野村町の町中、歩道などはなく道も狭いため走行は慎重に。
「西脇大橋」交差点で県道は右折する。 r144はここを右折する、r17も右折。 [地図]
「西脇大橋」で杉原川を渡る。その先には県道17号線の県道標識が掲げられていた。
「和布町」交差点で「兵庫県道347号 和布西脇線」と交差する。 r144はここを直進する、r17も直進する、左右の道がr347。 [地図]
「下戸田」交差点、右折するとショッピングセンター「カナート西脇」へ向かう、県道は直進。
下戸田地区を行く、歩道は一応カードレールで仕切ってあり、まだ安心だが、道幅は狭い。
「上野」交差点で再びR427と合流する、また「兵庫県道54号 西脇停車場線」が分岐する。 「兵庫県道17号 西脇三田線」との重複はここまでとなっている。 r144はここを直進ししばらくR427と重複する、直進と右折がR427、r54は左折。 [地図]
国道427号線の国道標識。
「上野北」交差点で市道が分岐している、右折するとR175へ向かう、r144とR427はここを道なりに左へ。 [地図]
西脇小学校横を行く。一応歩道橋が架かってはいるが、児童に注意。
西脇市総合市民センター前。「童子山」交差点を左折すると「童子山隧道」を経て西脇市中心街へ、県道は直進。
右手に見える茶色いビルはその名もずばり「西脇ビル」というようだ。
「三和橋東詰」交差点でr144とR427は右折する。 [地図]
西脇市役所前を行く。
河原に張り出したスペース作って停留所がこさえてあるのですが、やはり道路を横断しろということなんだろうか。
「春日橋東詰」交差点で国道427号線と分岐する。 また「兵庫県道346号 郷の瀬野村線」がここから始まり、わずかな間重複する。 r144はここを左折しわずかな間r346と重複する、R427は右折、r346は左折。 [地図]
「春日橋」で再び杉原川渡る。
「小坂町」交差点で「兵庫県道346号 郷の瀬野村線」が分岐する。 r144はここを右折する、r346は直進。 [地図]
ここからは杉原川に沿って、国鉄鍛冶屋線跡を行く。
さすが元鉄路なだけあって線形が緩やかだ、という気がするだけ。
この直線が気持ちがいい。この区間はアレ捕りが出るそうなので要注意です、クワバラクワバラ。
国鉄鍛冶屋線市原駅跡にはキハ30が静態保存されている。
「市原東」で「兵庫県道296号 中安田市原線」と国道427号線に再びぶつかってr144は終わりを告げる。 左右の道がR427、r296は直進。 [地図]
新道造成中。現在、バイパスは完成しており、ここを直進している。 新道造成前はカードレールもない池の畔を行く最もスリリングな箇所だった。 [地図]
一番面白い部分が消失しており、それが忍びない。 写真を撮っておかなかったのが今にして思えば残念で仕方がない。
この辺りでは何とか離合が出来そうだ。
竹藪の中を行く、それほど急ではないが、ヘアピンカーブが待っている。
そろそろ現道に出る。以前は2車線がきゅーっと搾られるように1車線となってこの区間に吸い込まれていた。
現道は、旧道の上に築堤し通されている、この光景は面白い。 兵庫県道において、都市近郊にあって通り抜けられる県道としては、気軽に険道を楽しめる区間だった。