@レポート:切畑→多田院
宝塚市切畑と川西市多田院とを結ぶ狭県道。
宝塚市切畑で県道33号線と分岐する、この看板でしかr325とは認められない。
宝塚から上がって来た側。
兵庫県内では"そとば"があるだけでもましと言える
切畑で「兵庫県道33号 塩瀬宝塚線」から分岐する。
r325はここを直進する、r33は右折。
[地図]
分岐からまっすぐ進むと、途中に谷へ降りる道の分岐が現れる。
ひょっこり顔出すこの道は市道か林道か程度に見えるが、
言わずもがな、当然右折が県道となる。
直進は近年出来た「長尾山トンネル」へと続く市道となる。
[地図]
下りてきてヘアピンを描いて無理やり旧来の県道にくっつけたように見える。
上の写真撮影している後背、ガードレールの向こうには、
その先がイマイチ判然としないアスファルト道が続いている。
元々はこのr325しかなかったのだが、市道造成の築堤により
県道は埋め立てられ、逆に新道から生える感じで分岐させられたらしい。
立派なPC桁橋で頭上を越えて行く市道。
県道は少しの間、不法投棄防止のフェンスに囲まれ圧迫感を覚える道を行く。
"舗装路"は1車線しかないのだが、何故か路肩は大きく地肌が露出して離合には事欠かない。
側からガードレールが迫り、道は一気に離合不可能な完全1車線に狭まる。
このr325は阪神間の市街地から程近い場所で険道に手軽に触れ合える数少ない県道だ。
この辺りは植林地帯なのだろうか。
しばらく行くと少し広めの開けた場所に出る、「若宮」の集落だ。
道は再び狭まり、左に崖、右に川に挟まれる狭路を行く。
「芋生」集落に出て再び幅が広くなる、見通しが悪いため対向車と歩行者に注意。
「川西篠山線バイパス」へと促す青看板。
「川西篠山線バイパス」とは「兵庫県道12号 川西篠山線」のBPで、
川西の火打から猪名川の紫合辺りまで大きなニュータウンを繋ぎつつ北上する片側2車線の道。
[地図]
BPへ促す青看を越えると、すぐに道は元の姿に戻る。
川向こうに人家やマンションが見える中、ガードレールも無い1車線の県道が
川沿いに続いているそのギャップが面白い。
デリネーターに兵庫県の文字で県道であることが知れる。
再び崖と川に挟まれ、路肩もイマイチ判然としない
ガードレールも所々にしか無い道が続く。
なんというか、楽しい、楽しすぎる道だ。
けやき坂へと続く道の途中からいかにも怪しい道が分岐している。
初めてこの道を川西側から辿った時はこの分岐が分からなかった。
[地図]
「多田院西2丁目」交差点で「兵庫県道12号 川西篠山線」にぶつかってr325は終わりを告げる。
左右の道がr12。
[地図]